今回は過去に書いたものではなく新作(笑)です。
この音楽に特化したブログを作ろうと思ったきっかけでもある曲、
Captain BeyondのIcarusについて。
まずはアーティストについて簡単に。
Deep Purpleの初代Vo.だったRod Evansが
Iron ButterflyのG.とB.そしてJohnny Winter AndのDr.と共に
'72年に結成したバンドです。
この1stがとにかく凄い。
どれくらい凄いかと言うと、自分の中では
プログレの最高峰がCrimsonの1stであるのと同じレベルで
ハードロックの最高峰はこのCaptain Beyondの1stってくらい別格のアルバムです。
とりわけ素晴らしいのがドラムのBobby Caldwell。
AORで同名の人がいますがもちろん別人。
1stの1曲目、イントロのドラムでもう漏らしそうになりますw
その後なんとこのCaldwellが脱退し2ndアルバムをリリースしたのですが
ハードロックというには微妙なアルバムでした。
当時手元にあったDeep Purpleのバイオ本には
この2ndまでしか記載がなかったのでその後は自然消滅したとばかり思っていたところ
'90年頃にたまたま中古盤でDawn ExplosionというLPを見つけ購入。
これは'77年の作品で3rdアルバムになるのですが
なんとCaldwellが戻っていました。
ただVo.がEvansから変わっていたので多少の不安を覚えながら針を落としたのですが
・・・あれ?
いや、確かに今回はちゃんとハードロックではあるんですが何だかつまらない。
とりわけVo.がなんだか軽いんですよね。
中でも曲調は悪くないのに、と思ったのがこのIcarusです。
で今回の本題。
先日Apple MusicでCaptain Beyondを検索したところ'72~'73年のデモアルバムを発見。
そこに収録されていたのが1stのメンバーで演奏されているIcarus。
これがもう滅茶苦茶カッコイイ。
1stの曲と比べても遜色ないクオリティです。
1stでは入っていなかったkeyが入っているのも新鮮で
中間部でのあたりなんてIl Balletto Di Bronzoみたい。
この線で2nd作ってくれていれば・・・と思わずにいられませんでしたが
きっとEvansとCaldwellで意見が対立したんだろうなー。残念。