年をまたいでしまうのは流石に・・・と思い
前回の続きを。
短く書こうと思えば「唯一無二のアルバム」で終わりますし
長く書こうと思えばいくらでも書きたいことはあったりします。
まあ程々に初めて聴いた時の事を書こうと思います。
前回書いたように最初のCrimson体験は
「お前にはまだ早い!」と犬に言われたかのような散々な結果でした。
ただ、この時も本当は宮殿を試聴しようとしたのですが
レコード店(忘れもしない国原)で宮殿が売り切れだったため
次点としてIslandsを聴いてみたわけでして。
それをO師匠に報告したところ
「あー、アイランドは良くないよ」とこれもバッサリ(笑)
で、とにかく宮殿はいいから聴いたほうがいいと言われ
大丈夫かなぁ・・・と思いつつも後日試聴してみました。
最初に変なノイズ音。
「???」とボリュームを少し上げたところで
いきなり暴力的なイントロが。
この瞬間にCrimsonに魅了された、というならカッコイイんですが
この時はとにかく騒がしくて音圧の高い曲に腰が引けてしまいました。
今なら非常に整然としたアンサンブルで組み立てられている曲と
認識できるのですが、この時の印象は「やかましい」曲。
全部この調子の曲だったらキツイなーと思いながら2曲目。
・・・あ、これはいいかも。
1曲目の熱気を冷ましてくれるような曲調に
ちょっと気持ちも持ち直しました。
で3曲目。多分ここで最初にやられました。
メロトロンの響きと哀愁のメロディ。
ここでA面が終わり、試聴もここまで。
B面を聴いたのは後日師匠から借りたLPをKくんに
カセットテープに録音してもらってからだったと思います。
余談ですが中学生だった当時はそうそうLPなど買えず、
音楽好きな連中の間ではLPの貸し借りとテープへのダビングが
音楽を聴く上で大きなソースでした。
なんせレンタルレコードなんてまだ無かった時代です。
そういう意味でもO師匠のライブラリーは宝の山でした。
当時の自分はステレオなんてそもそも持っておらず
手元にあるのはラジカセのみ。
そのため先ずLPを師匠から借りて
それをKくんにカセットへダビングしてもらって聴いていました。
O師匠、Kくん、その節はお世話になりました^^
さて、宮殿の話に戻ります。
B面1曲目、これもメロディアス。
後半のインプロもよく分からないけど何かいい感じw
でラストのアルバムタイトルトラック。
再度きましたメロトロン。
これも音圧が高いですが1曲目のような暴力的な感じではなく
荘厳という言葉がふさわしい。
これは今まで聴いてきた音楽とは何か違うぞ。
・・・と、初めて聴いた時の印象を思い出しながら書いてみましたが、
書きたい事は何も書けてない気もします(笑)
まあ今回は「3大ショック」についてという趣旨ですので
アルバム自体についてはまた別の機会に・・・書けるといいなぁ。