今回も前回同様5ヶ月ぶりの更新です。
書きたいネタはいくつかあったのですが
書き始めるまでに時間がかかるのは
・・・歳のせいかなあ。

さて今回のHostsonaten。
1stは30年前だから「最近の」バンドと言っていいのかは
微妙なところではありますが
シンフォニック系プログレのお手本のようなバンドです。
このジャンルのバンドって割と曲の展開が
読めちゃって途中で飽きちゃうバンドが多い中
このバンドは無理な展開に走ることなく
最後まで気持ちよく聴かせてくれます。
とりわけKeyのセンスが抜群。
イタリアのバンドなんですが
良くも悪くもイタリアっぽさ(性急さや熱っぽさ)が
あまりありません。
このイメージは70年代のイタリアのものなので
最近のバンドはまた違うのかもしれませんね。

これまでリリースされた中でも特に素晴らしい出来なのが
「Seasons Cycle Suite」と呼ばれる
四季をテーマにした4枚のアルバム。
このバンド、唯一の弱点がヴォーカルなのですが
この四部作では稀に語りが入る程度なのも「良き」です。
リリースは春→冬→秋→夏の順。
ただ夏から秋、秋から冬、冬から春の
EDとOPがそれぞれ繋がっており
夏の1曲目が「Season's Overture」なので
夏秋冬春の順に聴くのが正しいと思われます。
で、その「Season's Overture」

朝焼けのようなシンセから始まり
ラテン系のパーカッションが続きます。
そこからなんといきなりMoon Safariそっくりな
シンセとギターの絡みに突入。
Moon Safariならポップなコーラスへと流れるのですが
ここでは硬派なシンセとギターが疾走、
そして飛翔感のあるメロトロンへ。
更にフルートからギターのアルペジオ、
ハモンドオルガンにヴァイオリン(音色のKey?)。
そこからシンセとギターで盛り上げ
Rick Wakeman調のシンセがメロを奏で絡む。
メロトロンとフルートで繋いだ後は
壮大なフレージングのギターで締めます。
いやー、素晴らしい。
アルバムは曲がほぼ繋がって構成されており
この後も至福の展開が続きます。

四部作の中では夏が一番好きですが
冬・春もいいアルバムです。
ただ秋はどことなく全体的に陰鬱な印象で
・・・イタリアの秋ってこんな感じなのかな(笑)

実はこのバンド、Fabio ZuffantiとLuca Scheraniの
プロジェクトユニット。
リーダーのFabioのソロも聴いてみましたが
アンビエント系のヴォーカルものでした。
無機質じゃないENO、って風情で
これはこれで気持ちいい音。


最近のイタリアのバンドって
メタルっぽいプログレ、またはプログレっぽいメタル
ってイメージがあり敬遠していたのですが
このHostsonatenは思わぬ拾い物でした。
2026/08/10(月) 19:21 music PERMALINK COM(0)
今回は最近リリースが続いている
David Singletonによるオリジナル・クリムゾンの
Elemental Mixについて。

このDavid Singletonという人は
90年代からFrippとプロデュースや
エンジニアリングの仕事をして
Frippと共にDGMの共同オーナーを
務めている人らしいです。

で、自分が聴いたのは
2023年のLark's Tongues in Aspic(4曲だけ)
2024年のRED
2025年のLizard

最初に聴いたのはREDでしたが
各楽器の音の鮮明さに驚かされたものの
オリジナルでは後ろに隠れていた楽器が
ぐっと前面に出て
逆に表で聞こえていた音が裏に引っ込んだりと
新鮮味と違和感が半々という感じでした。

で今年に入ってLizardを聴いたのですが
これもRED同様に音像が半端なくクリア。
ただ各楽器の定位がRED以上に入れ替わっており
例えば1曲目のCirkusとかでは
冒頭TippetのエレピとHaskelのヴォーカルの
音の鮮明さにうわ、すげえと思ったら
次に入るMcCullochのドラムが
・・・あれ?消えてる。

以降の曲も音はクリアだけど
楽器のバランスが別物と言っていい代物でした。
ネットやYouTubeのコメントとかでは
新鮮で好きというものや
中にはオリジナルよりいいというコメまで
見かけたりします。
確かにレコーディングされていて
奥に隠れている音を鮮明に聴けるのは興味深いですが
自分としてはここまでバランスを変えられるのは
これが楽曲として成立しているかというと
疑問を感じざるを得ません。
頭の固いジジイと言われても
自分はこのクリアになった各楽器の音で
オリジナルの定位にしたものを聴きたい
というのが正直なところです。

順番がリリースと違いますが
この後Lark's Tongues~を聴いたところ
こちらはMuirのパーカッションが
前に出てるのが多少目立ってましたが
Lizardほどの違和感はありませんでした。
・・・と、ここまで書いていたら
ネット検索で昨年2/17に
Muirが亡くなったという記事が。
- Rest in Peace Muir
2026/03/02(月) 22:15 music PERMALINK COM(0)
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数年前、テレワークで自宅勤務だった頃
サブスクで音楽流しながら仕事してる中で
High Llamasからのリンクで見つけた
女性アーティストです。
High LlamasのSean O'Haganが
プロデュースとアレンジを担当。
2020年に発表された4曲入りEPなんですが
これが佳曲揃い。
特にこの1曲目

Carol King調のピアノ弾き語り。
和むわー。大好きです。
2曲目も同傾向でアコギが加わります。

で、3曲目。
ここでSean O'Haganが前に出てきました(笑)

バックの音がまんまHigh Llamasです。
ラストの4曲目は再びピアノ曲ですが
ところどころでHigh Llamas調の電子音が顔を出します。


他の作品も聴きたくなったので
Apple Musicで探すと
このEPと同年に自身がプロデュースした
アルバムがあり聴いてみましたが
こちらは悪くはないけどモダンな音でした。

おそらくそれが本来の彼女の音で
EPの方はSean O'Haganのレトロ趣味で
制作されたものなんでしょうね。
Sean O'Haganプロデュースでアルバムとか
リリースしてくれたら嬉しいんだけどなあ。
2025/10/26(日) 22:09 music PERMALINK COM(0)
先日Ozzyが亡くなったからという訳でもありませんが
今回はハードロック(以下HRと略)繋がりで
LED ZEPPELINについて。
BLACK SABBATHは後のバンドに与えた影響という面で
突出した存在でした。
もちろんリアルタイムの70年代でも
Sabbathは人気のあるバンドではありましたが
当時のHRで別格だったのは
やはりZeppelinとPurpleだったように思います。
その後にSabbathとHeepが続く、という感じ。
ただ、当時の日本ではそのような位置付けでしたが
世界的にはZeppelinの方がPurpleより格上というのが
実際のところでしょう。

以前書いたように自分がHRに本格的に目覚めたのは
PurpleのBurnがきっかけでした。
で、そうなると当然Zeppelinも気になります。
そして中3の時に最初に買ったのがII。
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ジャケのカッコよさと帯の「最高傑作」という言葉に
釣られた感が強いのですが恥ずかしながら正直に書くと
その時は良さが解りませんでした^^;
HRというのはPurpleのような整然とした音
というイメージを持って聴いたのも
原因だったかもしれません。
これも先日亡くなった渋谷陽一が
HRの事を「暴力衝動を昇華させた音楽」
といったニュアンスで語っていましたが、
それに準じて表現するなら
Zeppelinは拳でボコボコ殴るのに対し
Purpleはナイフで切るような感じ。
銃器に例えると大砲のZeppelinと
機関銃のPurpleといったところでしょうか。
これは楽曲も勿論ですが
ドラマーのスタイルからの印象が強いかも。

で、次にZeppelinを買ったのは
当時の最新作だったPhysical Graffiti。
これも当時の自分が好きだったHRの音ではなくて。
今にして思えば最初に1stかIV、
あるいは聖なる館あたりを買っていれば
また印象は違ったのかもしれません。
特に1stは分かりやすいHRアルバムなので
当時の自分におススメするならコレでしょう。

CRIMSONも最初に聴いたのがIslandsだったしなあ(笑)
あとIVのA面も分かりやすいし
聖なる館はSong Remains the Same~Rain Songが最高。


そのZeppelinが2007年に行った
トリビュートコンサートを2012年に映像化したのが
祭典の日~Celebration Day。
解散後のPageのヘロヘロぶりを散々目にしてきたので
リリース当時は買わずにいたのですが
先日たまたまApple Musicで聴いてみるとビックリ。
ちゃんとギター弾けてる Σ(・□・;)
いや、皮肉でもなんでもなく驚きました。
もちろん全盛期と比べると雑なところはありますが
Atlanticの40th Aniv.ConcertやARMSの惨状を思えば
ステージ裏で誰かが弾いてる?って勘ぐる程(笑)
あとこの時のギターの音が好みでした。
コンサート2曲目のRamble Onとか
スタジオ版(件のII収録)よりハードでカッコイイ。

もっと早く聴けば良かった^^;

なんだか中途半端な文になってしまいましたね。
何を書きたかったのかというと
結局はJimmy Pageを見直した・・・という事?w
あ、今年ドキュメンタリー映画が公開されるらしいので
トレーラーも貼っておきます。


冒頭でOzzyの訃報について触れましたが
このブログも誰かの訃報で書くケースが多いのは
自分がリアルタイムで愛聴してきたミュージシャン達が
そういう年齢になっているわけで。
それどころか先日は同い年のJohn Sykesまで
亡くなってしまいました。
・・・おいおい、他人事じゃないぞ ><
2025/08/10(日) 22:49 music PERMALINK COM(0)
久しぶりの更新ですが
今回は過去のメインブログに書いたものの転載です。
2015/5/10ですから10年前のものになります。
年表記などで一部加筆修正加えましたがほぼ過去のままです。


2004年5月5日。
岡崎律子さんが亡くなってからもう21年になるんですね。
彼女を最初に知ったのは岡崎さんと日向めぐみのデュオ メロキュアが担当した
アニメ「ストラトス4」のOP”1st Priority"
高揚感のある曲にあのウィスパーヴォイスが気持ち良くて
2003年の当時は まだ今のようにアニメもほとんど見ていなかったんですが
シングル買っちゃいました。
ちょうどその頃 何かの所用で北海道に行った時には
レンタカーでこの曲ばかり聴いていた覚えがあります。
その後もシングル、アルバムとリリース時に購入、
岡崎さんのベストアルバムも入手しました。
自分は元々透明感のある声の女性シンガーが好きなんですが
岡崎さんの霞がかった柔らかい声は また新鮮でした。

・・・が、21年前のあの日。
ネットで訃報を知った時のショックはいまでも忘れられません。
その時初めて 彼女が自分と同い年だったと知りました。
亡くなる直前までニューアルバムのレコーディングをしていた
彼女の遺作が「for Ritz」
その中の1曲"I'm always close to you"を聴いたときは
マジ泣きしました。
この曲は元々ゲームのサントラとして作られ
そこでは声優の笠原弘子さんが歌っていたのですが
「for Rits」ではセルフカバーとして収録されています。
余命宣告を受けてから作った曲という事を考えると
どうしてこんな優しい曲を歌えるんでしょう。
そしてどんな気持ちでこの歌詞を歌ったのかと思うと胸が締め付けられます。
自分にとっても物凄く大切な1曲です。



彼女の魂が安らかでありますように。
2025/05/05(月) 21:02 music PERMALINK COM(0)
5ヶ月ぶりになってしまいました。
我ながら気まぐれで困っちゃいます。
今回は昨年 自伝の和訳版が出版された
Greg Lakeを。

オリジナルCRIMSONのVo.だから
という理由だけではなく
多分自分にとって一番好きなヴォーカリスト。
70年代のCrimson~EL&P時代
日本では某RO周辺の植え付けた
「繊細でナイーブなミュージシャン」
というイメージが強かったですが
本当のところはそうでもなかった、というか
かなりやんちゃしていたらしいです。
(蛇足ですが「繊細」と「ナイーブ」は
意味合いが似て非なるもの)
Crimson時代は彼が楽屋に女の子を連れ込んで
いろいろやらかしてたせいで
ステージの開演が遅れた事も多々あったとか。
自伝ではクラブで拾った女の子をお持ち帰りして
翌日その子のヒモとトラブルになった
EL&P時のエピソードがサラッと載ってましたが
割とそういう事が普通だったんだろうなーと。
だからと言って「繊細」じゃないという理由には
ならないのかもしれませんが
「繊細な種馬」ってのもイメージ的にちょっと(笑)
あと、自伝からは温厚な印象を受けますが
実際は割とキレやすい人だったようで
どちらかと言うと攻撃的な性格っぽいです。
オリジナルCRIMSONのライブ音源を「Epitaph」として
90年代にリリースした時に
オリジナルメンバーが奇跡的に集合した際も
FrippとLakeの喧嘩(というかFrippの専横にLakeがキレた)
が原因でリユニオンも消えたわけで。
(ただこれは非があるのは明らかにFripp)

と散々な書き方をしてしまいましたが
そんな事で彼の残した音楽が色褪せるわけもなく。
まずは宮殿から。
Ian McDonaldが絶賛したEpitaphでの歌唱も
もちろん素晴らしいですが
そのMcDonaldがハーモニーをつけた
こちらの厭世的なVo.がたまらなく好きです。


そしてEL&P。
アルバムとしてはTrilogyが
アコースティックとエレクトリックの
絶妙なバランスの良さもあって推しなんですが
同じくらい1stも大好き。
中でもLakeと言えばやはりコレでしょう。

非常に個人的な思い出で恐縮なのですが
高校の時友人たちとの勉強会と称した宿泊時に
持って行ったテープをかけてこの曲が流れた時
その場の数人から自分がいきなり歌いだしたと
思われまして(笑)
当時の自分の歌声と似ていたらしいという
ウソのようなホントの話でした。

Crimson時代の映像はほとんど残っておらず
辛うじて確認できるのがこちら。

69年、宮殿リリース前に出演した
伝説のSTONES Hyde Park Concertの時のものです。
コンプリートな映像・・・残ってないのかなあ。
あったら国宝ものだと思うんだけど。
2024/07/18(木) 13:03 music PERMALINK COM(0)