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さて、今回はこれまで書いていなかった
「3大ショック」最後のひとつ。
2つ目だったBurnについて書いてから6年が経ってしまいましたw
で、勿論クリムゾンの宮殿なわけですが
長くなりそうなので前後編に分けて書こうと思います。

中3の頃、同じクラスにOくんという友人がいて
とにかく彼はやたらRockに詳しい人でした。
当時の自分にとって、こと音楽に関しては師匠と呼べるような存在で
前述のQueenを勧めてくれたのも彼でした。
そんな彼からのお勧めの中にあったひとつがKing Crimson。

これはたまたまなんですがBeatlesの特集が載っていたので買った
音楽専科の'73年7月号にCrimsonの特集も併載されており、
その時は流し読みしていたのですが
翌年OくんからCrimsonを勧められた事もあって記事を読み返してみました。
内容はLark's Tongues in Aspicが新譜(!)で
リリースされたタイミングの特集記事。
当時の音楽専科はその数年後の堕落ぶりがウソと思えるような
非常に真面目で格調高いとさえ言える音楽雑誌だったのですが、
ディスコグラフィも載っておりその内容がまた綿密な文章でして。
その中で目を引いたのがIslandsのレビュー。
一部を引用しますが

「B面ラストに10分近く流れるこの曲(アイランド)もさることながら
 A面トップからキング・クリムゾンの限り無き静動が脈を打ってくる。
 また、このアルバムは、これまでの中で最もシンプルな美しさに輝き、
 よりクラシカルな気品を備えたものである。」

シンプルな美しさ!
師匠の教えで物凄い密度でRockの黄金時代を学習してきた当時の自分にとって
「プログレ」は何だか大人じゃないと解らない怖いものって
イメージがあったんですが、これなら大丈夫かな?と(笑)
で、レコード店に行きIslandsを視聴してみたわけです。

余談ですが当時レコード店では販売しているレコードを
視聴ブースに持っていくと店員さんがセットしてくれて
ヘッドフォンで視聴できるシステムがあり
自分もめちゃくちゃお世話になったのですが、
・・・これって新品を中古盤にしちゃってるわけですよね^^;
まぁレコードを購入していく客もそれを承知で買っていくわけで
なんとも大らかな時代だったなーと(笑)

でIslands(A面)です。
1曲目Formentera Lady

・・・わ、分からん。
Beatlesからやっとハードロックに辿り着いたばかりの中3の小僧には
とにかく敷居の高い音でしたねー。
なんせ半分Jazzですからw
繋がって始まる2曲目のSailor's Taleは爆走してるし
3曲目のLettersは最初は静かですがいきなりキレるしww
まるでSoftbankのCMでお父さん犬に最後バッサリされた、そんな気分でした。


(後編に続く)
2021/11/20(土) 16:33 music PERMALINK COM(0)
今回は過去に書いたものではなく新作(笑)です。
この音楽に特化したブログを作ろうと思ったきっかけでもある曲、
Captain BeyondのIcarusについて。

まずはアーティストについて簡単に。
Deep Purpleの初代Vo.だったRod Evansが
Iron ButterflyのG.とB.そしてJohnny Winter AndのDr.と共に
'72年に結成したバンドです。
この1stがとにかく凄い。
どれくらい凄いかと言うと、自分の中では
プログレの最高峰がCrimsonの1stであるのと同じレベルで
ハードロックの最高峰はこのCaptain Beyondの1stってくらい別格のアルバムです。
とりわけ素晴らしいのがドラムのBobby Caldwell。
AORで同名の人がいますがもちろん別人。
1stの1曲目、イントロのドラムでもう漏らしそうになりますw


その後なんとこのCaldwellが脱退し2ndアルバムをリリースしたのですが
ハードロックというには微妙なアルバムでした。
当時手元にあったDeep Purpleのバイオ本には
この2ndまでしか記載がなかったのでその後は自然消滅したとばかり思っていたところ
'90年頃にたまたま中古盤でDawn ExplosionというLPを見つけ購入。
これは'77年の作品で3rdアルバムになるのですが
なんとCaldwellが戻っていました。
ただVo.がEvansから変わっていたので多少の不安を覚えながら針を落としたのですが
・・・あれ?
いや、確かに今回はちゃんとハードロックではあるんですが何だかつまらない。
とりわけVo.がなんだか軽いんですよね。
中でも曲調は悪くないのに、と思ったのがこのIcarusです。


で今回の本題。
先日Apple MusicでCaptain Beyondを検索したところ'72~'73年のデモアルバムを発見。
そこに収録されていたのが1stのメンバーで演奏されているIcarus。
これがもう滅茶苦茶カッコイイ。

1stの曲と比べても遜色ないクオリティです。
1stでは入っていなかったkeyが入っているのも新鮮で
中間部でのあたりなんてIl Balletto Di Bronzoみたい。
この線で2nd作ってくれていれば・・・と思わずにいられませんでしたが
きっとEvansとCaldwellで意見が対立したんだろうなー。残念。
2021/11/06(土) 22:08 music PERMALINK COM(0)
(※過去ブログより転載、加筆)

タイトルはオフコースのアルバムから。
自分がオフコースを初めて聴いたのは2浪の時。
場所は高校~浪人時代の友人Tくんのアパートでした。
その時聴いたのは2ndの「この道をゆけば」
A面ラストの「別れの情景Ⅰ」にやられました。
いまでもオフコースのベストトラックはこの曲だと思っています。

その後、他のアルバムを妹分だったオフコースファンにダビングしてもらい
浪人~大学時代はすっかりハマってしまいました。
バンドでコピーもしたなー。酷い出来だったけどw

でタイトルのFairway。
最初聴いた時の第一印象は「変なアルバム」
オフコースって結局みんな小田さんの気取った泣きメロを聴きたくて
アルバム買ってるんだと思うんですよ。
ただ、このアルバムって妙に倦怠感を感じさせる曲が何曲かあり
しかもそれが何となく印象に残るという。
具体的にはこのあたり。


「いつもふたり」は小田さん、「夢」は鈴木さんの曲です。
ぶっちゃけ鈴木さんの曲って自分ほぼ興味なくて(笑)
テープでベストセレクションとか作ってた時は間違いなく小田曲オンリーになったのですが
Fairwayの鈴木さんの曲は割と好きだったりします。
ただこの曲とかBEATLESのJulia丸パクリではありますがw

当時はパクリと言えばTULIPでしたが、実はオフコースも多かったんですよね。
よく指摘されている「さよなら」と「Hotel California」なんかは
そこまで似てると思ってませんでしたが
「その時はじめて」がCARAVANの「No Backstage Pass」と酷似していると気付いたときは
けっこう哀しいものがありました。
両方好きな曲だったので。
あと、これは気付いている人は少ないと思うのですが
曲だけでなくTVスペシャルでドラマ仕立てで制作された「NEXT」は
当時月刊PLAYBOYに載ったBEATLESをモチーフにしたフィクションを
そのままいただいていたりします。

これは蛇足ですが自分、基本的にパクリって好きじゃなくて
以前YouTubeでパクリを集めた嫌味な再生リストを作ってみたことも(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=6IANiM5uG9A&list=PLRaHvTru43b53tpSDS8GMlHxGIRL8sw_u
中にはイントロだけとか曲構成だったりとか微妙なものもありますが。

(original:2021/4/28)
2021/10/31(日) 13:53 music PERMALINK COM(0)
(※過去ブログより転載、加筆)

自分が初めてQueenを聴いたのは中3の時。
中1のBEATLESに始まった洋楽嗜好ですが
中3の頃はDEEP PURPLEなどのハードロックに傾倒。
そんな時に友人から勧められて聴いたのが
当時の最新アルバムだったQueen IIでした。
その頃のQueenは純然たるハードロックバンドで
スピーディーな曲展開や圧倒的なコーラスなど、とにかく音が新しくカッコよかった。
自分も夢中になり、当時の3本柱はBeatles、Crimson、Queenでした。
(というか実は今もほぼ変わっていない笑)
Music Life75年1月号で渋谷陽一がDeep Purpleの新譜「StormBringer」のレビューの中で
同時期リリースされたQueenの「Sheer Heart Atack」を引き合いに出して
人気投票でQueenが3位、Purpleが5位なのも仕方ないと言っていたのが印象的でしたが
その時もハードロック軸としての観点からの文章でした。

これは74年の冬にリリースされたその3rdアルバムの1曲目。
エンディングの展開とか当時のHRとしてはスゲエの一言です。
なので75年、後に名盤と呼ばれるオペラ座の夜がリリースされた時は
音がポップで正直ガッカリしました。
それは自分だけでなく初期からのファンは割とそういう人多かったみたいですw

(original:2018/5/12)
2021/10/31(日) 13:27 music PERMALINK COM(0)
(※過去ブログより転載)

今回は先に挙げた「3大ショック」の2つ目です。

BEATLESでRockに目覚めてからはラジオのヒットチャートなどで
洋楽をチェックするようになりました。
当時(70年代前半)日本のラジオ局のチャートは
洋楽も邦楽も一緒のチャートになっており
西城秀樹やTULIP、PaulやJohnのソロとかが全てひとつのチャートの中で
順位付されているという状況でした。

そんな中 74年にDEEP PURPLEの新曲としてリリースされたのが「紫の炎(Burn)」

これを初めて聴いた時、中3の小僧は大興奮。
「オレが求めていたのはコレだぁ!!!」
ローカルなチャートではありましたが洋邦混在のチャートで
この曲は当時洋楽としては異例と言えるほど長い間上位に居続けました。
それまでもHighway StarやSmoke on the Waterなんかは知っていましたが
Burnのカッコよさは別格でした。
いや、ホントにこれこそRock!という感じでしたね。
RitchieのリフやDavidのvocalもさることながら
疾走感のあるIanのDrumとJonのバロック調Keyソロ・・・もう最高です。
中学生はLPなんてそうそう買えず 速攻でシングルを買ってきましたが、
シングルver.はJonのソロがフェードアウトしちゃうんですよね^^;
ラジオで流れるのもやはりシングルver.だったので
後日アルバムver.でkeyソロを全て聴けた時は感動でしたw

それにしても、まさかこの13年後にこの曲でVocalをとっていたDavidに会える事になるとは
夢にも思ってもみませんでした♪

(original:2015/8/16)
2021/10/30(土) 15:25 music PERMALINK COM(0)
(※過去ブログより転載)

BEATLESの公式発表曲は213曲。
他にも後日リリースされたAnthologyやBBC Liveに収録されたものをカウントする意見もありますが
自分は「BEATLESが現役だった時に公式に発表された曲」である213曲を
公式発表曲とするのがやはりしっくりときます。

さてファンならおそらく誰もが一度は考えるであろう「BEATLES best 10」
これがまた難しい(笑)
いい曲が多いというのももちろんありますが、
BEATLESってその時によって選びたくなる曲が変わるんですよね。
結局「10曲なんてムリー」って事なんでしょうけどw
ただ「おそらくこの曲は外せないな」という曲はあります。

まずはこちら。

Rubber Soul収録のJohnの曲、と言いたいところなのですが
作曲者については実は諸説あるのがちょっと面倒なところ(笑)
歌詞とVocalは確かにJohnなのですが 作曲についてはJohnとPaulが
それぞれ異なる発言をしています。
Johnは「ミドルの部分はPaulに手伝ってもらった」と言っているのに対し
Paulは後日「メロディは自分が作った」と言っており・・・どっちやねん。
間奏でバロック調のピアノを弾いているのはプロデューサーのG.Martin。
Johnが「バッハのようなヤツを弾いてくれ」とリクエストしたらしいのですが
これが実にいいアクセントになっています。
レコーディングの時はこの半分のスピードで弾き
ミックスの際に倍速にしたためハープシコードのような音になったとか。

さて、もう1曲。

The Beatles(通称White Album)収録の、こちらは間違いなくPaulの曲(笑)
68年にBEATLESがインドに滞在していた時に作曲された曲なのですが
その際Janeも同行していましたからてっきり彼女に捧げられた曲なんだと思っていました。
ところが、実は既に知り合っていたLindaへの曲だったと知った時はなんだかガッカリ^^;
自分、このPaulの優しさが全開された曲が大好きで
娘が生まれた時は産院の病室に小型スピーカーを持参し
娘に最初に聴かせる曲としてこれを選んだのですが・・・なんてこった><

他にも大好きな曲は山ほどありますし この2曲が別格というわけでもないのですが
多分何かしらセレクトする際には間違いなく入ると思います。

(original:2015/8/8)
2021/10/30(土) 15:24 music PERMALINK COM(0)
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